08/02/2005

朱肉の色のRGB値

過去のエントリーで書いたように、JISが定めた朱肉の色はマンセル値で7.5R 5/14。

日本色彩研究所編「デジタル色彩マニュアル」によると、これはRGB値で

R=217、G=66、B=54

だそうです。sRGB指定です。

ウチの環境で見るとちょっと彩度が足りない感じですが、色研の本にそう書いてあるんだからそうなんでしょうな。

一応、4色だと

C=18.8、M=88.6、Y=82.4、K=5.1

と書いてあります。

マンセルとPCCSのRGB/CMYK値も載ってますので、前掲本は便利です。

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07/15/2005

PCCSトーン明度必勝法

すいません。需要を確認しましたので、PCCSトーン明度彩度を10分で覚える法は7月末以降、気が向いたら掲載します。そんなたいしたものじゃないんですが、図がないと説明しようがないので、準備が必要でして。

ほんとにたいしたもんじゃなくて、数字を念仏のように唱えるだけです。でも最低でも1日あれば、色彩検定1級実技試験の合格に必要な程度の知識は頭に入ると思います。どのみち彩度は10秒で覚えられると思いますが、明度が大変なんですよね。これを少しでも楽に覚えよう、というものです。

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01/24/2005

1級色彩コーディネーターになったよ(苦笑

さんざののしっておいてなんだが、A・F・T色彩検定1級に合格、という通知がきた。なんか「1級色彩コーディネーター」という肩書きを名乗れるらしいが、会社の人や世間様にそんな恥ずかしいことは言えないため、ここでしか書けない。

たまーにのぞいていた関連の掲示板を久々に見てみると、3回目だとか仕事と勉強の両立が大変でどうだとか難関だとかの報告めいた書き込みがガンガンあって何か申し訳なくてしょうがないんだが、6月に2級受けて会場のDQNぶりに意気消沈した後、色のことはあんまり考えなかったオレ的に、1級1次は1週間、2次に至っては2日間しか勉強してないんだよな。合格しちまった今でもあのクソ問題に対する恨みは消えていないが、今になって考えてみるとと、NCSだのDINだのオストワルトの8paだの、そうした問題には答える必要がないということだ。だってオレ答えてないもん、そんな馬鹿っぽいの。

後半の大問3つは完答したので、合否のカギは恐らくあの工夫のない慣用色名問題だと思ったが、結果からすると合ってたんだろうな、あれ。ふーん。試験勉強は2日間っつっても、通勤中に折を見てJIS慣用色名本を読んでたので、これが奏功した、ってことかあ。便利だよ、小学館文庫「日本の269色」(永田泰弘監修)。安いし、4色値も書いてあるし。

合格基準は200点満点でたったの134点だったそうで、後半の大問3つの配点がさすがに高めだろうから、後半が正解ならほぼ合格ということだ。今回の後半問題はなかなかウキウキするようなパズルで楽しかったが(例年より若干複雑めだったような気がしてうれしかった)、時間がない中で後半に対応するにはPCCS明度彩度を完全に覚える必要があるのだ。それはそれ、オレが編み出した「PCCSトーン明度彩度を10分で覚える法」のおかげで何ともなかった。10分で覚えるっつーか、10分で覚えられる3シリーズの数値を元にPCCSトーン明度彩度表を試験会場で再現できる、が実態なんだが。ほんと、これ見つけた時はオレは悪知恵の天才だと思ったよ(笑)。試験開始と同時にまず問題用紙のメモ欄に表を作り、それ見ながら答えるだけなんだもん、誰だって楽勝でしょ。

ただし前提として、トライアードだの何だのといった調和理論と配色技法、色相環を脊髄反射的に扱えるようになる必要はあろうが。というか会場で試験やりながら、ぼんやり考えたんだが、色相環を自在に操れるようになったのが、今回の取り組みの最大かつ唯一の成果だったな……。

まあいいや、終了。1級に受かったら公開しようと思ってた「PCCSトーン明度彩度を10分で覚える法」と「公式RGB値を使ったPCCSトーン表」、そのうち作ろう。どこかの誰かに役に立つといいなあ。ほんと申し訳ないですけど、何回も受けるほどの奥行きはない試験だと思うのよね。


というクソ報告が書けるくらいにはPC環境が回復しつつあるってことです。まだ液晶タブレットが復活してないですけど。もう泣きそう。

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12/19/2004

色んな意味で終了

試験終了。何というか、もう脱力。あの試験問題の出題者は、オレに一体何を学んでもらいたかったんだろうか。

まさかのまさか出ちゃいましたよオストワルトとDINとNCS。つまり出題者が理想とする色彩知識の習得者とは、理論史上の遺産というだけのカラーオーダーシステムと、ドイツで使われているカラーオーダーシステムと、スウェーデンで使われているカラーオーダーシステムについて、記号を見れば色が思い浮かぶような人、のことらしい。少しは役に立ちそうなPCCSとマンセルの対応や、PCCSトーンのイメージについては今回は出題がまったくなかったため、過去の出題は単なる気まぐれであって、特にコンセプトがあったわけではないと思うほかない。

前半3問のうち、1問目で今まで使ったこともないオフカラーだのが突然出てきたのにまず面食らったが、しかしこれは明度を見るだけなので問題なしとしよう。しかし2問目は上記の通りで最悪の非実用的愚問、3問目は慣用色名だけで8問も答えさせる工夫のなさ。調べた限りでも、JISで決まってるはずの慣用色名とトーンの対応は本によって結構ばらばらだったりする。そして我らがテキストには何も書いてないので、「色については印刷で可能な範囲で再現しています」という見本を元に自分で想像するしかないのだ。

後半3問は、過去問がひとひねりだったとすると今回はふたひねりくらいしてあってやや難化していたが、これはまあ例年通りでいいだろう。しかし全体に問題が増えていて、はっきり言ってカラーカードを切って貼るだけでえらい時間がかかった。平均点は下がるとは思うが、しかしそういう問題ではなくて、やっぱり2問と3問の愚問ぶりがあまりに情けなかった。これ作ったのは年寄りだろ、実務に携わったことがないような感じの。

結果的に感触は、まあ受かってもおかしくないが、落ちてもおかしくないような程度。後半3問は9割方正答したと思うが、前半3問はどうだか。

しかしもうどっちでもいいわ。なんかこう、FF8やゼノギアスをクリアした後に感じたアレね。つまり、やらずにはおれなかったんだが、やってみたら「今までこれにかけてきた時間は何だったんだろう」という虚脱感。オレはこんなくだらん試験を受けるために勉強してきたんだろうかと(まあ、あんまり時間はかけられなかったんだけど)。

結論:A・F・T色彩検定1級は、それに受かることに意味がある人か、マジでヒマな人向け。「1級色彩コーディネーター」という肩書きを何かに使える人(就職活動中の学生とか、あるいは独立開業した建築士とかなら、肩書き自体を軽い目くらまし程度には使えると思う)。うすうす感づいてはいたんだが、ことここに至り断言しよう、1級試験に実用性はほとんどない。単に色について知識を得てそれを何かに活かしたいだけなら2級までで十分。仕事で使う人がさらに自分の分野の知識を深めたいなら東証1級カラーコーディネーターを受けるべき。業として色に携わってる人なら、A・F・T2級→東商2級→東商1級の順に受けるといいんじゃないかと思う。

いやもう、ほんと情けないわ。これなら簿記でもやったほうが良かったわ。というわけで、不合格でも来年は受けないでーす。時間と脳内メモリの無駄無駄。「オストワルトの8ea」だのドイツだのスウェーデンだののカラーオーダーシステムについて極めてるようなヒマはさすがにないよ……。

ほんっっとにバカバカしいよ。あーあ。どうせこんなもん合格したって何かに使えるわけでもないのは知ってたんだし、いやー、やめときゃ良かったわ……オレのアホ。なんか今年1年を棒に振ったような気すらしてきた。


というわけでイベント1つ終了。冬コミまであと……1つ…2つ……3つかな、めんどいイベントを消化しなきゃならん。無料コピー向け漫画の腹案があるんだけど、現状だとどうかなあ。いつになったらドラクエできるんだろうか。

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12/18/2004

悪知恵PCCS

こりゃーあかんと思っていたが、PCCS144色の明度と彩度を1時間もあれば覚えられる方法を自力で編み出し(単にこの数字を覚えるだけなら10分もあれば可能だろう)、土俵際で残った。これで対策の7割方は終わったと思う。当日はこの数表をどこかにまず書いて、後は問題に従って表を見ればいいんだから、試験というよりは工作に近くなるだろう。というにはまだ早いが。

PCCS-マンセルの対応はそう難しくないのでほぼ終了(過去問解説で「PCCSとマンセルの対応は覚える必要がある」とかヌかしているが、その程度も載ってないテキストなんか作って売ってんなよ……)。慣用色はまったく分からない色というのはもはや存在しないので、「○○茶」とかが出ないのを祈って後は試験一発で良かろう。

念のために2002年の問題を見たが、こうして見ると去年のXYZ正誤問題ってのはまるで唐突だったようだな……。ほんっとにおかしな試験だよな。オレ的にXYZはもはや問題ないとしても、なんかまた信じられないような出題がないとも限らん。しかしそういうのはみんなできないので、気にしない。

目標は最低レベル通過。何しろ2日しか勉強してないんだからな( ´_ゝ`)。

次に必須なのはトーンのイメージと見た。これだけは悪知恵記憶法が思い付かん。「イメージ」なんだから本来は見れば分かるようなもんのはずではあるが、まあここは正攻法で行くしか。フリーの単語帳ソフトを使おう。しかしイメージ語は必ず複数で出題されるようで、従って「『子どもっぽい』にしたい」というように単数で出てくることはない。となれば、一語一語とトーンの対応よりは、ある種グループ化して覚えたほうが良さそうだ。あと、高明度トーン(b、lt、p)が異様に紛らわしく、その分出題確率が極めて高いため、ここを重点に置こう。

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12/17/2004

2days at last.

さてついに1級2次が迫って参りましたよ。昨日も何にもしなかったから、今日と明日の2日間しか残されてませんですよ。

あんま考えてもしょうがないので、去年の過去問のみから即効性のある対策を考える。
最低限必要なのは、
(1)PCCSトーンの彩度と明度
(2)トーンのイメージ
(3)各種配色技法の徹底

──の3点とみた。

(1)は、えー、最低でも8:Yのvとpとdkgの3点を覚える必要があるな。この3点と、同一トーン間での明度差と彩度差、つまり8:Yと20:Vの明度差と彩度差の平均(全トーンで同じというわけではないんだが、厳密性は要求されないので)を覚えれば、後は推測でどうにかなるはずだ。
むしろ、各トーン間の明度差と彩度差を意識したほうがいい。つまりPCCSトーン配置をxy図と見た場合の、各トーン間のxとyの差を意識したほうがいい。

(2)は頑張るしかないだろう。ただしdkgとかは捨てていいと思う。

(3)はすぐ思い出すだろう。

というわけで(1)について、オレ流の図を作る必要がある。今から作る。げー。

やれるだけのことはやろう……。


始めてみたが、これをやるとPCCSの規則性が実によく分かる。こりゃ覚えやすい。トーンの彩度なんか覚えるまでもないわ。なんだよ、最初からこうやって図示してくれればPCCSが理解しやすくなるじゃん。この図は公開できないのが残念(他人が作ったPCCSトーン表をWebからパクってきたため。合格したら、作って公開して迷える子羊に提供しよう)。

分かったぞ。これで実質、PCCSの12色相×12トーン=144色の明度-彩度は全部覚えたことになる。すげえなオレ(苦笑、こんな簡単に覚えられるじゃーん。

いや、これだけではまだ足りないな。詳細は省くが試験問題から判断するに、2:Rと14:BG(常に明度が同じである)は覚える必要がある。これを図上にプロットしたところ、これも見事に規則性が表れた。簡単に覚えられる。

思うに、pとltはそれぞれカラーカードはp+とlt+になる。従って出題の仕方は限られるんじゃないだろうか。

あ、やっぱ最低でもマンセルとPCCSの色相対応は覚えないとヤバイな。V/Cは……vだけでいいだろ、後は想像でがんばると( ´_ゝ`)。明度は10刻みだから高中低はすぐに判別できるだろう。問題は彩度だよな。vが分かってれば(つまり最大彩度が分かっていれば)想像もつこう。これも図を作って覚えよう……。

試験対策その1──試験開始と同時に、どっかに全トーンの図を書き、覚えている限りで各トーンの8;Y明度と20:Vとの明度差を記入してしまう。これで考えやすくなるはずだ。


昨年のXYZ問題はさっきやったら迷わず全問正解。また出るかどうか分からんが、これは楽勝。


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11/14/2004

表色系(XYZを除く)

◆DIN(Deutsches Institute fur Normung)
・オストワルトシステムを顕色系に改良。名前から分かるように、ドイツの国家標準。
・3×8(オストワルトで言うところのyellow-orange-red-purple-ultramarine blue-turqoise-sea green-leaf green)=24色相。色相が等しい色は主波長・補色主波長が一定。
・T=色相、S=飽和度、D=暗度で表す。
・飽和度は無彩色は0、オプティマルカラーは7。
・理想の黒は暗度10、理想の白は0。
・色表示は「T:S:D」と表す。
・例えば、有彩色なら「12:6:5」、無彩色なら「0:0:5」のように。

◆NCS(Natural Color System)
・へリングの反対色体系を基にスウェーデンで体系化された。
・へリングの反対色6色──赤-緑、黄-青、白-黒──の構成比で色を表す。
・つまり任意の色Fは、各色み量の合計で表される。具体的にはF=w+s+y+r+g+b=100。
・黒は「s」である。たぶん青との混同を防ぐため、「Schwarz」(これはドイツ語。スウェーデン語でなんというかは知らんが、たぶん同じ感じだと思う)から取ったと思われる。それ以外は英語の頭文字と同じだ。
・ある色の同じ色相の純色に対する見えの類似度を「クロマチックネス」といい、「c」で表す。
・w+s+c=100だ。純色はc=100、無彩色はc=0。
・色相(φ、フィー)はYRBGの有彩色基本4色相で色相環を4等分し、基本色に対する類似性をパーセンテージで表す。
・色相環は時計回りにYRBG。
・YとRの中間なら「Y50R」、BとGの中間なら「B50G」と表記する(時計まわりに見て先に来る方が先に表記。「YRBGを時計回り」と覚えよう。間のパーセンテージは、後に表記される色の割合を示す。「Y10R」なら、Rが10%ってこと)。
・s+w+c=100だから、どれか2つを表記すればいいことになる。表記はsとcの2つのみである。
・そこで、色の表示は「sc-φ」となる。
・具体的には、sが10、cが40、色相がYとRの中間だったら「1040-Y50R」となる
・色相が基本色と同じ場合は「1040-R」などと表記する(基本色が大文字になる)。
・純色はC-Y50Rなどと表記する。
・無彩色はφを省き、「5000」などと表記する(この場合s=50、c=0)。

◆OSA-UCS
・アメリカ光学会(OSA)が1978年に完成させた。
・UCS(Uniform Color Scales、等色差色票系)
・同じ差に見える色は色立体のどの方向にあっても同じ距離に位置するように構成した。
・色は明度「L」、黄色度「j」、緑色度「g」(要するにへリング反対色)で表す。
(勝手に想像すると、黄色度を「y」としなかったのはXYZの色度と混同するからじゃなかろうか。おそらくjはフランス語の黄色jauneの頭文字)
・究極の顕色系。
・これ以上覚える必要はない。

◆CHM(Color Harmony Manual)
・オストワルトシステムを基に作られた。24色相に6色を加えた30色相。
・A・F・Tテキストには「デザイナーに人気が高いと言われる」(1級)、「建築家、美術教育者、デザイナーたちに広く愛用されている」(2級)などと書かれているが、既に絶版久しく、年寄りの感想に過ぎないと思われる。出題する意義はほとんどないと思うが、やっぱり出るので何とかしてください。
(あれば便利そうなので欲しいが、Googleにすら満足に引っかからない以上、ネットオークションでも相当ねばらないと入手は難しいだろう)。

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色彩調和論

色彩調和論は、

(1)ピタゴラス-アリストテレスに始まる和音に着眼した論(数学的な比例、幾何学的な関係が介在するという説)

(2)視覚的な均衡の結果として色彩調和が得られるという論。混色で無彩色になる2色(補色関係の2色)は調和するというラムフォードの調和論(1797)が下敷き

の2つに分けられる。

代表的な論者は、
(1)はニュートン、ルード(色相の自然連鎖)、オストワルト、ムーン&スペンサー
(2)はラムフォード、ゲーテ、シュブルール

■(1)の論
・ニュートンは色相環を7音階に見立てた。

・ルードは色相の自然連鎖によるナチュラルハーモニーを説いた。

・オストワルトの調和論は、オストワルトシステムを基に、
(a)3色以上の無彩色は明度が等間隔なら調和する、
(b)同一色相の調和(等白系列-isotints、等黒系列-isotones)、
(c)無彩色と有彩色の調和(同じ線上の関係は調和する、例えばna-ng-n、要するに等白系列か等黒系列)、
(d)等純系列(isochromes、等色相三角形の垂直軸の平行線上の色は純色量が等しく、調和する(影により色が暗くなっていく様子と同じだとして「シャドウシリーズ」と呼ばれる。ある色が影に入るとどう暗くなるかが分かって便利。絵画技術の「キアロスクロ」と同じ。他に「ユニフォームクロマ」とも)、
(e)等価値色系列(isovalents、白色量と黒色量が等しい色の色相環。色相間隔は類似、異色、対比の3つ)

・ムーン&スペンサーは、
(a)マンセルシステムを基に独自の色空間「オメガ空間」を考案した、
(b)明度差、彩度差で調和と不調和の領域を調べ、彩度差1-3/明度差0.5-1の「第一不明瞭」-類似の調和-彩度差5-7/明度差1.5-2.5の「第二不明瞭」-対比の調和──明度差が10より上の「眩輝の不調和」とした
(誰が何と言おうとこんなものを覚える必要はない。2002年度、マンセル値を挙げて「……は第一不明瞭」などと択一させる出題があったが、そんなくだらない問題に正解する必要はないね)、
(c)「美度計算」なるものを考案し、M(美度)=O(秩序)/C(複雑さ)とした。
複雑さは「色数+色相差のある色の対の数+明度差のある色の対の数+彩度差のある色の対の数」。
秩序は「色相の組数×色相の美的係数+明度の組数×明度の美的係数+彩度の組数×彩度の美的係数」。
M=0.5以上の場合は美しい。
(試みとしては面白いのかもしれないが、それ以上の価値はないので、こんなものを覚えているヒマがあったらいい絵でも眺めてたほうがいい)

■(2)の論
・シュブルールの論は結構いっぱいあるが、1級テキストには5つしか載ってない。スーラに影響を与えた中間混色の原理や対比の原理、ドミナントカラー、輪郭線は黒がいい、無彩色によるセパレーションカラー、補色調和など。

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JIS安全色

JISの安全色彩は9色。
有彩色6色のうち、黄と赤紫は対比色が黒のみ、それ以外の有彩色は白と黒。

■赤
防火、禁止、停止、高度の危険(火薬、人体危険物質)、緊急(パトライトとか緊急停止スイッチ)

■黄赤
危険、航海

■黄
注意

■緑
安全、避難(非常口や坑口)、衛生(救急箱や担架)、進行(逝ってよし)

■青
指示(保護メガネ着用)、用心(故障・修理中)、誘導(駐車場)、義務的行動(指示標識)

■赤紫
放射能(プルトニウムふりかけ)

■白
通路、整頓(廃品の入れ物)

白、灰色、黒は対比色

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染色法

◆直接染法
水にけやすい染料を使い、直接染色する方法。
直接染料、酸性染料、塩基性染料

◆媒染染法
繊維と染料との結合を仲介する媒染剤を使って染色する方法。
媒染染料(藍を除いたほとんどの植物染料)、酸性媒染染料

◆還元染法
そのままでは水に溶けない染料をアルカリ水溶液に溶かし、繊維に吸着させてから空気乾燥させて繊維内で元の色素に戻す。
バット染料(藍)、硫化染料

◆発色染法
2種類の成分を繊維上で化学反応させて合成して染める方法
ナフトール染料(セルロース)、酸化染料(綿やレーヨンの黒色染め)

◆分散染法
水に溶けない染料を、分散剤で水中に分散させ、これで染める方法。
分散染料(ほとんどのポリエステル、アセテート)

◆反応染法
繊維と染料を直接、化学反応させる染法。
反応染料(セルロースや羊毛)


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11/08/2004

朱肉の色

朱肉の色はJISで決まっていた……。

JIS S 6020によると、朱肉は7.5R 5/14だそうだ。言われてみればそんな色だが……。

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11/06/2004

CIE XYZ表色系

●CIE XYZ表色系とは

CIE(Commission Internationale de l'Eclairage:国際照明委員会)が1931年に採択した混色系表色系。
・照明に関する国際学会が決めたものなのだから当然、光源色を含む実在する全ての色を表示できる。
・JISでは、JIS Z 8701「色の表示方法」で規定されている。
・つまり工業界などでよく使われており、世界中で通用するほぼ唯一の表色系である。


●三刺激値

・加法混色の原理に基づき、ある色と等色するのに必要な3原色光の混合量で色を表す。
・ただし実際にRGBの混合量で示そうとすると不都合があるため、XYZという仮想原色(原刺激)を仮定し、その量を刺激値として表すことにした。
・刺激値の記号はXYZである。
XYZ三刺激値と呼ばれる。
・1つの色に対して1組の三刺激値が与えられる。
X=赤の色みだけがあり、明るさをもたない。
Y=緑の色みと、明るさをもつ
Z=青の色みだけがあり、明るさをもたない。
・要するにXYZはそれぞれRGBだと思っていい。
・(なぜYのみが明るさ(というか反射率)を持つことになるのかはよく分からない)
・ある試料の三刺激値は、(1)あるイルミナントで照明された試料の分光反射率を機械で測定し、等色関数を使って計算で求める分光測色法、(2)決められた光源の光で三刺激値を直接読み取る機械を使う刺激値直読法──で求められる。
・ちなみに分光反射率から等色関数を使って三刺激値を求める計算式はこういうものだ
・要するに物理量(照明と反射率)と心理量(等色関数)をどうにかするものらしいが、素人は知らなくていいと思う。
・それぞれの測定機は個人で買えるような値段ではないので、この辺も素人は気にする必要がない。
・このようにして、例えば赤(5R)はX=19.58、Y=11.39、Z=4.90、と表される。


●三刺激値の比率を表すxyz

・色の表示には、三刺激値のうち明るさも示すYと、三刺激値相互の比率を数値化して使う。
・混色の比率(XYZ)はxyzで表す。
・x=X/XYZ、y=Y/XYZ、z=Z/XYZ
・上記の赤ならx=0.5457、y=0.3176、z=0.1367となる。
XYZ表色系に基づいて色を表記する場合、上記の赤ならY=11.39、x=0.5457、y=0.1367と三連記する。
Yは反射率、つまり明度だと考えていい。
・当然にx+y+z=1だから、zは表記する必要がないのだ。
・つまりxとy、2つの数値で色を表すことができる。


●色度図

・このxy値を色度座標という。
・xを横軸に、yを縦軸にとった直交座標図上の第一象限に、その色の色度座標xyを図示したものを色度図という。

xyz.jpg
・(この色度図はどこかの国の大学サイトからパクったものだが、それがどこかはもう思い出せない。この図自体に著作物性は認められないので(思想又は感情の創作的表現、とは言えないだろう)、勝手に貼ることにした。自分で作ろうかと思ったが、めんどくさい。こういうものがパブリックドメインに転がってないのは悲しい)

・色度図のアウトラインのうち、上部の釣り鐘型のカーブをスペクトル軌跡という。すべての可視波長域についてスペクトル単色光の色度座標を計算し、図上にプロットした結果だ。
・従ってスペクトル軌跡は波長380-780ナノメートル、つまり可視光の波長域を示す。
・従ってスペクトル軌跡上の色はスペクトル単色光であり、つまりもっとも鮮やかな色である。
・色度図のアウトラインのうち、スペクトル軌跡の両端を結んだ直線(下部の直線)を純紫軌跡(じゅんむらさききせき)という。
・純紫軌跡は、両端の波長(つまり赤と紫の波長)の単色光を加法混色してできるもっとも鮮やかな色を表す。
・xはR、yはGだと思っていいから、つまりx値が増せば赤みが増し(長波長となり)、y値が増すと緑みが増す(中波長となる)と考えよう。
・加法混色だから、x=0.333...、y=0.333...(つまりz=0.333...)の辺りは白となる。
・この真っ白なところを白色点という。
・ある色の色度座標と白色点を結ぶ直線を延長し、スペクトル軌跡と交わった点の波長は主波長という。
・しかし赤紫などは純紫軌跡と交わってしまうため、主波長を求められない。そこで反対側に延長し、スペクトル軌跡との交点の波長を求める。これを補色主波長という。
・主波長は、PCCSやマンセルでいう色相に相当する。
・彩度に当たる概念は刺激純度という。
・この鮮やかさは、白色点からの距離で表される。
・ただし色度図上、白色点からスペクトル軌跡・純紫軌跡までの距離は色相によって異なる。
・例えば緑は長く、青は短い。
・このため刺激純度は、もっとも鮮やかな色までの距離に対し、ある色度の相対位置を示すことで表す。
・具体的には、白色点をW、ある色度をC、白色度と色度を結ぶ直線を延長してアウトラインと交わった点をDとすると、刺激純度は線分WC/線分WDで表される。
・つまり刺激純度が0だと無彩色、1ならもっとも鮮やかな色となる。
・要するに色度図は、x、y、Yからなる色空間から、色相と彩度を取り出したものだ。2次元上では3要素は表せないため。


●その他

・マンセルを含むカラーオーダーシステムのほとんどは基準色が色度座標で定義されており、互換性がある。
XYZ表色系は観測視野が4度以下の場合に使用される。4度を超える場合は、1964年に採択されたX10Y10Z10表色系を使う。等色関数が違う。
・しかし知覚的に均等な色空間ではないため、L*a*b表色系が考案され、1976年に採択された。

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