08 振り返り
2008年も終わらんとす。振り返ろう。新譜とか旧譜とか関係なく、今年に入って俺が聴いてよかったものを挙げるという、前年と同じく、どうでもいいリスト。今年は「これだー」とか、「うっかり漫画描いちゃったよ」というような俺的ヒットがあんまりなかった。
●ニュー・オーダー「iTunes Originals」
インタビューと既存音源、一発録り的な既存曲の新録で構成されたベスト的な内容。「Bizarre Love Triangle」の新録版は俺の理想形で、これで決定という感じだった。「Waiting for The Siren's Call」の新録版は歌詞を間違えてる箇所があって、バーニー先生は気づきつつもしれっと歌い続けてるんだけど、そいうものを本番テイクにしちゃうところがいかにもな感じだった。
●Coaltar Of The Deepers「EP BOX SET 1991-2007」
新譜の「BEAR EP」とか、「Salah's Living 4 Moment」の「Outro」とか、「Frontier」とか、持ってないものもやっぱりいろいろとよかった。かなり関係ないけど電気の11月ライブ、チケット取ったのに忙しくて行けませんでした。
●鶴「夏の魔物」
例によって関西の某FMでヘビロテだったはずの鶴。すかーんと夏っぽくてかなり好きだった。「魔物」というタイトルだけだと思うんだけど、鬼太郎のEDになってたのは笑った。
●相対性理論「LOVEずっきゅん」
俺が特に言うべきこともないと思う。「どっかで聴いた」感じがねー。
●Mitsuto Suzuki「IN MY OWN BACKYARD」
iTunesで延々と売れているエレクトロニカ。最後の「Split」は「Everything in It's Right Place」と「KID A」を足して2でSplitした感じに聞こえる。今年は特に目的もなくエレクトロニカ方面をよく聴いたような気がするけど、これが一番よかったかも。
●Weekenders「SOMBRERO feat.MORIMOTO」
乙女ハウスform仙台なWeekendersの新LPだ!と思ったら、個人的ながっかりな感じだった。けなしてるわけじゃないんですけど、なんかその、超普通じゃね?みたいな。ただしこの「SOMBRERO」はとてもよかった。これだけでも十分だった。「僕らは世界なんて挑めないじゃなくて挑まない」。今年一番よく聴いたのはこれかもしれない。
●√thumm「mu・ge・n」
iTunesでなんとなく買ってしまった中で最高だったのは√thumm。特にこの「mu・ge・n」は超よかった。今年初めて聴いた中でのベストはこれかなあ。後半がねー、ボコーダーとかねー、もうねー、最高ねー。
●Cherryboy Function「THE ENDLESS LOVERS」
絶世の名曲の最初の?バージョン。iTunesに入ったので買った。LPのほかの曲聴くと、この人の出発点はピコピコだったらしいことが分かる。
De De MouseのメジャーデビューLPはなんとエイベックスから出た。が、CD、iTunesともなんとなく買わなかった。YMCKは1日もたずに飽きそうだったので買わなかった。これからも聴かないと思う。これならIlkae(例えば「Exit Theme&Victory March」)でいいよな、みたいな。すいません。
●斉藤由貴「AXIA~かなしいことり~」
今年初めて聴いたわけじゃないけど。「なんなんだこの女は」的な銀色夏生の歌詞とメロがどこまでもどこまでも80年代。
●大島ミチル「Heal」
ニコニコで30分ループだだ流しのを聴いて。やったことないゲーム「ICO」のセーブ画面の音楽だそうで、つい30分聴いてしまう。そういや大島ミチルは来年の大河でしょ。
●千住明「ひなげしの旅のむこうに」
これも大河「風林火山」な千住明は「Vガンダム」のBGM担当だった。なんとなく久しぶりにこの曲を思い出して、Amazonで中古CDを取り寄せた。当然シャクティ版。こういう歌詞を書くあのおっさんがねー。
●小室哲哉「夏の終わり」
iTunesで売ってる四季のシリーズ「Far Eastern Wind」のうち「Summer」の最後の曲。UKがレイブ規制法でもめた後くらいに「今はレイブがはやってます」と言ってみたり、AFXが「Girl Boy Song」を作ってたころに「これからはジャングルが来ます」と言ってみたり、確か「次はトランス」とか21世紀に入ってから言ってた記憶もあるけど、それはそれとしても、パクリらしいパクリがなかったのがこの人の偉いところだったと思った。たぶん天然なんだよな、この人。
●Perfume「Puppy Love」
今年はほんとにPerfumeが売れた。こんなことがあっていいんだろうか。信者までいるんだぞ。ウソだろとか思う。2ndLPの「GAME」はタイミングを逸してしばらく聴けなかった。その中で個人的ベストはこれ。
一応武道館ライブも申し込んでみたけど外れた。後でレポートを読むに、いかなくてよかったと思った。今後もいかないと思う。やっぱり俺、中の人には興味がないようだった。
Capsuleの新LPも12月に入って聴いた。こしこがVOCALOID化していてこれはダメじゃないかと思った。というかここCapsuleの3作はまるで変わり映えしないのはどうなんだろうか。というかプロデュースものも含めてみんな同じになってるのはどうなんだろう。ある人いわく「大丈夫、ダフトが新譜出せばヤスタカの音も変わるから(笑)」。さもありなんと、で、この辺が小室との違いなのかもしれないと思った。
要するに、これといってインスピレーションがあふれる感じもないようなので、だったらヤスタカはPerfumeだけでいいやと思った2008年だった。
●弘文堂「現象学事典」
最高のヒマつぶしアイテム。それにしても「Lebenswelt」を「生活世界」と訳して、それが定着しちゃうってのはどうなんだろうか。それはかなり違わなくないか。それとか「基礎的存在論」が実は「Fundamental Ontologie」だったりとか(基礎的=ベーシックな、かと思った)、「時熟」ってなんだよ意味分からんよと思ったら要するに「sich zeitigen」することだったりとか、訳語が採用した日本語のニュアンスで混乱するケースが個人的にたまにある。趣味人としては事典で原語に当たるくらいしかできないですね。
●ガダマー「真理と方法II」
真理と方法の英訳本をAmazonで買い、不退転の決意で第2部を読もうと電子辞書を買おうと思ってた矢先、ジュンク堂に行ったらこれが売っててこけた。「地平融合」は「複数あるように見える過去と現在の地平の融合」のことだけど、融合する地平は「複数あるように見える」のであって、「複数ある」のではない。あるのは過去も現在をもすべてを包むような1つの地平なのだった。来年はこのことについて考えよう。
今年も漫画とか映画とか、1つも読んだり見たりしなかった(同人誌除く)。小説も読まなかった。ま、いっか。アニメは「PIPOPA」があまりに最高。そしてヒマな時間は万葉集を読んだり2chを見たりしてた。
さて来年も楽しく。



