2月コミティア拾遺
前日にプリンタのメンテをやっていた。これはエプソンのPX-G900という顔料インクを使うもので、たまにしか使わないのでイベントのたびに苦労する。だから先回りしてクリーニングを延々続けていた。でも印刷結果はスジだらけ、汚れもひどいし、クリーニングするたびにインクの目盛りが減っていく。もうノズルは大丈夫なインクまで減っていく。といってもちゃんと使えるようにしておかないと、せっかく描いたのにプリンタが不調で出せなくなった、なんて事態も過去にあったわけで、エプソントラップに耐えてクリーニングをしながら、「次はキヤノンにしようかな」と思った。最初に個人的にプリンタを買ったのはもう10年以上前、Win95時代のキヤノンのバブルジェットだった。当時の萌え絵とかプリントアウトしてた。今でもコミティアで現役のサークルだったりする。ところでいま単機能機買うといくらなんだろ。
というわけで調べるとキヤノンの単機能機最上位機1万4000円くらいだった。なんかもう減り続けるインクと改善しない結果を見てさすがにイヤになった。ちょうどA4の紙がなくなりそうだったので、池袋にもろもろしにいくついでにプリンタも買った。池袋ビックで同人資金を使った。「iP4600」という染料4色+顔料の黒というもので、PX-G900の顔料4色+特色2色その他と比べるとダウングレードだけど、プリントしてみるとそんなに変わらないっていうか、コクはないが素直という感じだった。特にモノクロは黒1色ですがすがしい。PX-G900はモノクロ指定でグレースケールを印刷してもなぜかカラーインクを使って出力していて、カラーインクが不調だと印刷も不調になるというコピー本的に困った仕様だった。
というわけでまずいわゆるペーパーを描き、コピー本を始めた。確か夜中の3時くらいだったと思う。ここまでネタ白紙状態でどうしようかと思いつつ、なんか描けた。新品プリンタでの印刷は当然ながら順調。宅配搬入だったので準備もすぐ終わり、駅前のローソン行ってペーパーとコピー本原稿をコピー。店内には背中に金色で「adidas」とロゴが入ったジャージのスーツ?と同じデザインのキャップをかぶったおそろいのおっさんと若い女がいて、若い女はつるの部分に分かりやすくシャネルマークの入ったサングラスをかけていた。土建のおっさんが近所の商店街のスナックのウォータービジネスの女を引っかけたケースを勝手に想像した。
有楽町線で豊洲、ゆりかもめでビッグサイト。いつも通りシンバルズの「Do You Believe In Magic?」を聞きながらビッグサイトへ。珍しく早く着いたので、といっても9時45分だけど、先に入って準備を始めた。「た25b」というのは入って右側の端の列で、しかもその真ん中の端っこという感じだった。お誕生日席がないので出入りがしやすくていいですね、という。宅配搬入の段ボール箱をピックアップして運び、コピー本の作業ができるように準備した。新刊といえば新刊の箱もあけた。この辺で麦原さんが合流。とりあえず紙を折った。何が大変って、コピー本は折るのがとにかく大変。折り機が置いてあるキンコーズもあるとか聞くけど、それには最低でも前日に原稿ができていなくてはならず、でも前日に原稿用意するような内容じゃないし、そんなことしたら満足しちゃって売る気がなくなるんじゃないかと思った。そんなもん出すなようという原理主義もあって、それもそうだよなと思いつつ、でも個人的には好きなサークルであれば何でもいいからとにかく出してくださいよテメーという方なんだけど、一般的にはどうなんだろうか。イヤならお互いノーサンキューで結構ですよねってのが同人的了解じゃないかとか思うけど。
というわけで開場時間が近づき、とりあえず何冊か製本、もといホチキス留めをして用意することに。今回はMAXの最新ホチキスを投入、なんか異様に進化しててすごいですねと思った。力入れなくてもかちゃんかちゃんと留めやすいし留めた後の針はフラットだしで意外なところでもイノベーションは起きていた。
開場するとよく分からないけど前の壁のところに列ができ、でもすぐになくなった。どんなサークルだか全然分からない。でもコミティアの壁は新規発掘の対象にならなそうで、自動的に売れるサークルじゃないと悲惨な結果になりそうだと思うんですけど、どうなんだろう。開場直後の競歩大会とは常に無縁のうちなんかは始まってすぐだとまだ準備中、みたいな体たらくでやってきたわけですが、今回もそんな気分だったんですけど、最近は創作イベントも人が増えたっていうことなのか、あんまりそういう感じでもなくなってしまい、コピー本作りながら頒布作業って感じでなんか異様に忙しい。
というわけでたまにコピー本を押し売りしてみたりしつつ、新刊といえば新刊、略して新刊を「これって昔出てたアレと同じですか」「はい、同じです」みたいな会話が何回かあって、まだ覚えてる人がいるのかと変な感動。っていうかそんなころから読者の方がいるというのがもうねえ、「なんかすごいな」みたいな感じだった。「なんで新刊といえば新刊なんすか」と聞かれたので「いや実は7年前に出した本の描き直しでしてえっへっへ」みたいな話したら「そんなの覚えてる人いるんすか」と聞かれたので「はあ何人かいらっしゃいました」「すげー」みたいな会話もあった。ほんとすげーよ。でも売れそうもないので書店委託とかするわけもなく、長々と細々と売るつもりでそこそこの部数を刷ってしまった……けど最終的にはこの日で予備込みで半分なくなった。先々のろくでもない展開を考えると、かなり、そのー、ま、同人的了解でしたっけ。はっはっは。
いわゆる差し入れという感じでチョコをもらった! ベルギーな感じのヴィタメールで、なんかすげーうまいんですけどっていうかお値段結構しますねこれヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ
いやもうほんとマジでありがとうございますっつーかかなり生き返りました。
みなもすなるDECOチョコというのをだいぶ前からやろうと思いつつ、気がついたら同人的にはやりまくっててビックリっていうかもっと前にやっときゃよかったとか。でも男がDECOチョコ作って配るってのもどうかとか、いろいろ考えてやれなかったとこもあるわけで、しかしアレか、同人的了解か。どうかな(笑
スケブ2つ描いた!お一人の方はかつて「つりスカート」を指定して、かつブラウスが丸えりじゃないとダメだという人だったのを思い出した。今回も同じ指定でした。同人的了解ですね。
2月のコミティアといえば冬コミ後とはいえ閑散期じゃなかったか。しかし今回は人が多かった。昼過ぎの結構早い時間にカタログ売り切れで入場フリー、2月でこんなことあったんだっけ。いま、同人的に勢いがあるのは東方とかボーカロイドとか創作とかで、要するにオリジナルの流行り廃りに左右されず、ユーザー側で創作サイクルを勝手に回していってるようなものが強くなってきているという説があって、そうなのかもしれない。
しかし創作は売れず、確かコミティアでサークルアンケートに答えた数百サークルの販売冊数の平均が50冊とかで、中央値、要するに一番多いのが20冊くらいとかだっけ。なんていうのかな、「創作に勢いがある」というのはこの中央値がずんずん伸びていくという事態を指すのではない、と思う。
会場をふらふら歩いてて思ったけど、みなさん絵がうまいですねえ、いやマジな話。こんなうまい人ばっかだと目立つのすごい大変だと思うんですけど、ってことを前にも思ったけど、今回はほんとにそう思った。こんなに絵がうまい人がいっぱいいてですね、なんか頭1つとかでも抜きん出るっていうのはどういうことなんだろうとか。となると漫画が面白いとか、いいとか、そういうところがますます問われるのかなあと思いつつ、どうなんですかね。でも向上心がなくて変な漫画描いてる趣味人の俺にはあんまり関係ないですね、みたいな。
お隣はプロっぽい方で、プロっぽい方がやってきてプロっぽい会話をしているのがちらちら聞こえてきて、なんかすげーとか思った。すいません素人ですみたいな(;´д`) 近所に竹熊博士がいて、なんかしゃべってたのを見た。竹熊博士と同じ並びで同人誌売るハメになることを、サルまんを立ち読みして爆笑してたあの頃の俺に教えてやりたいですね。といっても竹熊博士が評価するような漫画は描きそうにないんですが。
サークル「シラトリ」さんのシラトリユリさんの本を買った。……「ファンロード」という単語を思い出したからですが、どうなんだろ。
というわけでその他いろいろありつつ、終了。
久々に秋葉原へ。中央通りの東京三菱跡地にできた住友不動産ビルが姿を現していてびびる。中央通りを観光した後、自宅で使ってるEOS Kiss D N用の、行方不明になってしまった充電器を買いにヨドバシに。「N」というのが思い出せず、カウンターの店員さんに「初代Kiss Dの後の、バッテリーが小型化した最初のやつの充電器なんですけど」って言ったらちゃんと探してくれた。ヨドバシはこういうところがほんと助かる。
UDXの飲食店街で焼き肉を食った。限定5人、1つ5000円というシャトーブリアンをネタで頼む。これはさすがにネタレベルでうまかった。肉のうまいのって油ですね。
こうしてコミティアの日は暮れていった。まあ、いいホビーだと思う。これからもそうであれば楽しいね。というわけで新刊新刊。
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